<<こんなところでちょこっとジャンプ感想（３号『ネウロ』抜粋）>>

てなワケで『ネウロ』だけ別枠で。
まさに反論の余地なしな最後でした。
なんかもう涙で言葉にならないですよ。
先週も同じコト言ってる気がするけども。

＋タイトル、０【－】だけで泣きそうになりました。
＋「かつてない屈辱」「挫折」「…そして」とか、
　「教授のもとには病んだ彼女の記録だけしか
　残らなかった」とか、辛すぎる。
　そりゃHALも記録消しますよ。
＋「君が遠い」
　このシーン…！
　すいません、ラストわかってるってのに、
　まだとても正視に耐えうるものじゃないです。
＋前回、「この一瞬の刹那」発言で刹那さんを０から
　創ろうと思ったのかと思いましたが、やっぱり０に
　なってしまってから造ろうと思ったようです。
　あと細かいですが、前回は"創る"となってましたが、
　今回は"造る"になってます。コミックスでは統一
　されるのかなー。
＋『新たな刹那を構築せよ』は前に出たQRコード
　メッセージ『新たな自分を構築せよ』と繋がってるん
　ですね。あの時はまだHALを造る(完成した)段階
　だから"自分"だったのかなと。　　
＋「思い出だけを頼りに」の場面、さりげに刹那さん
　春川教授の腕握ってますよね！(だからどーした)
＋「天才である私が春川がどうしても辿りつきたく
　なかったのだ」
　ポイントは"辿りつけなかった"のではなく、
　"辿りつきたくなかった"。ツラいー。
＋シェークスピアの話の元ネタが気になる…。
＋春川教授殺害の動機が反論の余地なく解明。
　やっぱり"永遠に計算が必要だから"なんですね。
　正確には永遠に計算しても辿りつけないんだけど…。
＋「…あの日避けられたはずの止めの一撃を…
　春川は躱さなかったよ」
　江崎さんのダイビングトドメのシーンにそんな切ない
　裏が…！
　件の66話(しかもタイトル春【はる】だった)読み返して
　また泣きましたよ。
＋泣きながらもココへのツッコミは忘れません。
　「間違えれば国中を危険にさらしてでも…
　助けておいてやりたい奴」って…！
　いつのまにそんな仲になったんだヤコよ！
　どういう意味で助けておいてやりたいのか、
　21字以内でまとめよ！
　春川教授(HAL)と刹那さんの仲とイコールと考えるよ??
＋HALも春川教授同様止めてほしかったんですね…。
　そのあたりも忠実にコピーされたと言うべきか…。
　パスワードのヒントを出してたコトについては、
　各地でツッコミ入れられてたりもしたけど、
　自分は気にしてなかったのに…コレも伏線とは！
＋まさか弥子ちゃんがHALを消去するコトになろうとは。
　ある意味ヒグチと被ってますよね。
　自分で直接手を下したワケじゃないけど、人を殺して
　しまったような。
　(弥子ちゃんの場合は現実には誰も死んでないけど)
　でもHALは他の人じゃなく、弥子ちゃんに消されて
　満足だったと思います。ここまでHALと春川教授と
　刹那さんの事情を理解してくれてたんだから。
　HALが滅ぼうと弥子ちゃんが覚えている限りHAL
　(と春川教授)の魂は生き続けるから…！
＋「君に会うために…あらゆる努力を惜しまなかった」
　電子ドラックで操ったり空母乗っ取ったり、
　確かに努力は惜しんでなかったです。
　とか言ってるけど、この台詞結構じんわりきました。
　ホントに刹那さんは愛されてるなあ。
＋そして…「こんな…こんな近くに!!」
　お約束だけどもヤラレました…!!
　マンガとか映画とかではなかなか涙流すまでは
　いかないんですが、ココは久々に泣きました。
　HAL編開始時には誰がこんな泣きの結末を予想した
　だろうか…。
　HALが満足して逝けて本当に良かった…！
＋そしてネウロ登場。
　ココで「貴様は泣くべきではなく笑うべきだ」の
　台詞を持ってくるって…深い。
　HAL編は最終回に持ってくるべきだったんじゃあ
　と要らぬ心配をしてみたり。
＋「…わかんないよっ……あんたなんかには…!!」
　「………そうかならばいい」
　今後の二人の関係が心配であり楽しみであり。
＋例の弥子ちゃんの日付に掛けた
　「日付も変わった　帰るぞ」「………うん」
　ってのは良い終わり方ですね。
てなワケでHAL編終了！
しかし後日談があるワケで。まあ確かに日本(世界)
乗っ取ってましたからね。
どう解決したコトにするのか…。
何はともあれホント良い終わりでした！

というワケでさらに気になったところを語ります。

＋刹那さんの病状が人為的なものかもしれない…
前回の時点で各地でウワサされたＸ＝刹那さん説。
最初に読んだ時は「コレだ！」と思ったけれど、
気分的にははずれて良かったと思います。
だってその結末は春川教授がツラすぎる。
…と思っていたら、今回のこの台詞。
だとしたら、やっぱりＸも同じ症状？
しまざきみさえさんも書いてらしたけど、
この"人為的な"の犯人が林博士＆芙蓉同様、
刹那さんの父・本城博士だったらイタすぎる…。

＋春川教授が世界を乗っ取らなかったのは…
「計算に必要な環境を作る事も(略)HALにしか可能ない」
とHALは言ってましたが、やろうと思えば春川にも
できたんじゃないかと思います。
前回、刹那さんに「私は十秒で地球を破壊できる」って
言ってたし。
でも春川は、HALが武器密輸＆電子ドラッグサンプルを
量産してたコトに反発していた。
…つまり春川は誰にも迷惑を掛けず、誰の手も借りず、
自分の力(＋自分のコピー)だけで刹那さんを造りた
かったのかなと。せつねー。

＋春川教授の元に刹那さんは来たか？
個人的には、春川教授が亡くなった時も刹那さんが
来ててほしいですが、HALの時だけなんだろうか…。
まあ答えを知る術はないですけども。
どちらにしても、あの光景を弥子ちゃんに見せて
あげたかった。そうすれば少しは彼女の辛さを楽に
してあげられるのに…。

＋乗っ取られ後の世界をどうするか
ココでついに(？)弥子ちゃんから笛吹さんへの手紙が
活躍するとみました！
つまり「この私に安い手柄を差し出して違法捜査を
見逃せと言うのか!?」
(４巻が手元にないので台詞は微妙)
てなワケで、笛吹さんがどうにかうまくまとめてくれる…
といいなあ。

てコトで、どんだけ語りますか自分。
でもこのHAL編は『ネウロ』内だけでなく、自分マンガ内
ベスト10に入りそうな勢いでイロイロ熱くさせてもらい
ました。恐るべし電子ドラック！燃え～！
HAL編終了時のコミックス出たら、また熱く語っちゃい
そうだなあ。