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「沈黙の螺旋理論」とは特に関係ない日々日常。       業界最遅を目指すジャンプ感想とか他。
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我らが愛すべき"小市民シリーズ"、米澤穂信氏の
『秋期限定 栗きんとん事件』上下巻 読み終えました。
『いちごタルト事件』を表紙&タイトル買いして以来、
たっぷりハマらさせて頂いているこのシリーズ(&米澤氏
作品)ですが、今回も絶品でした…!!
通勤電車内で少しずつ読んでいこうと思っていたのに、
上巻残り50ページあたりから…我慢がきかなくなり…
結局下巻ラストまで一気読み。
小鳩君の知恵働きのごとく止められませんでしたよ!

メイン事件である"連続放火事件"の行方もモチロン
気になりました(カラメリゼのワナに見事に引っ掛かって
しまいました)が、細かく散りばめられた小鳩君の謎解き
(バスの座席どっちが空くか?とか)、本気で垂涎な
小山内さんのスイーツセレクション(今回の一番は
栗きんとん!)、そして2人の新しい(?)恋愛事情―
と、あの夏のトロピカルパフェ並の濃密さ!!
中でも、2人の再会の場面、栗と自称小市民の関係、
小山内さんの復讐論あたり、体温が上がりました。
ちなみに今回の一番のポイント兼名台詞は
"恋は体温が上がる"だと思います☆

次回『冬期限定』も頬緩む美味しさを楽しみにして
おりますが…春夏秋と来たら、、、
やっぱり最終回なんですかね…。

…本当にどーでもよすぎるけれど"放火"って単語が出てくる度に、
某火事オヤジ君を思い出し…苦笑フィーバーでした…。

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妹が森見登美彦氏の『夜は短し歩けよ乙女』
『有頂天家族』を貸してくれました。
『夜は~』は以前から気になってはいたのですが、
文庫版待ち(ハードカバーは読まない主義)だったので
これ幸い。
で、まんまとハマりました。面白きことは良きことなり!
さっそくデビュー作『太陽の塔』を買ってきてて、
只今読み中…。
以下、『夜は~』と『有頂天』の感想を。

『夜は短し歩けよ乙女』
 黒髪の乙女に恋してしまった腐れ大学生君の
 暴走するロマンチック・エンジンな御都合主義にて
 人事を尽くしまくって天命を勝ち取るまでの、
 杏仁豆腐にも似たお話。
 乙女の可愛さと主人公君の間抜けぶりがもう!
 その他の登場人物も魅力的な方々ばかりだし
 (事務局長殿がラブ←恥を知れ、しかるのち死ね!)、
 ストーリーも面白いし。
 中でも様々な事情が迷走する青春闇市学園祭編が
 お気に入りです(3回は読んでしまった…)。
 独特な文体(自分の大好きな佐藤亜紀氏に近い様な
 気もします)もツボです(そして突如出て来た
 「つまんねえ。超つまんねえ。」にはウケてしまった)。
 てなワケで、"心のベスト・テン"入りしそうな勢いで
 気に入ってしまいましたので、単行本化したらやっぱり
 買おうと決めました。…そろそろ欲しいな、天命。

『有頂天家族』
 狸と天狗と人間と、持ちつ持たれつ三つ巴って
 この世はぐるぐる廻っている、と言うお話。
 主人公・狸の矢三郎の面白主義を始め、
 "阿呆の血のしからしむるところ"が誠愉快痛快。
 偉大なる父上が狸鍋になってしまった因果関係、
 それまでの伏線の張りっぷりにはしてヤラレました。
 なんと言っても、下鴨一家の家族愛がほっこり
 あったかで良いですね。
 ちなみに続きものだそうで、赤玉先生の御令息
 (美形…なのか?)ご登場の第二部も楽しみです。
 次兄蛙君と海星ちゃん(ラブリー!)と矢三郎の
 三角関係、赤玉先生と弁天様と矢三郎との三角関係、
 それぞれどうなることやら…待て、しばし!


両作品を読んで思うのは、自分が京都の人だったら
もっと楽しめただろうに!!…って事ですね。
京都地図持って登場場所マップ作りたい位です。
そのせいなのか、実際妹は京都行ってましたけど。
これぞ"阿呆の血のしからしむるところ"なり!

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大槻ケンヂ氏『ロッキン・ホース・バレリーナ』(文庫版)
読みました。
ほぼジャケ買い(浅田弘幸氏画)でしたが大当たり。

と言っても、自分が本を買う時の基準は、
 単行本である→タイトル→表紙→あらすじ→
 1ページ目の読み心地
なので、いつも通りっちゃあいつも通り。

で、内容。
18歳で夏でバカ!
バンドでライブツアー(on ハイエース)で
ボーイ・ミーツ・ガール!!
夏バカなバンドマン君達を間近で見てた事があるから
ってだけでなく、親近感溢れる描写にハマって
一気に読んでしまいました。
風景が想像しやすいと言うか、どことなくマンガっぽい
読みやすさ。

ちなみに"プロレスでチュー"と"名古屋の一夜"の
シーンがお気に入り。

"野原"の曲、聴いてみたいですね。もちろんライブで。
メンバーでは、"狸寝入り"バンちゃんファンです。
ザジ君は『テガミバチ』のザジと関係アリですか?
耕助は…何気に印象薄いな!主人公なのに★

つか、なんと言っても町子でしょ!
ピアスとタトゥーにまみれた百戦錬磨のゴスロリ娘。
我儘で奔放(なフリ)で面倒見が良くて強くて脆くて…
魅力的すぎます。

大人達の事情のあたり、ラストはご都合な感じも
ややしますが(上ちゃんはオイシイけどね)、
"青春ロック"の通り、スカッと爽やかでオススメです。

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ヴィレヴァン寄る度に気になっていた
本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
文庫化されていたのを発見、
「今読んでいる本が終わったら買おう!」と誓い、
遂にその時が来たとある日。
最寄の本屋に見当たらず、さらに寄り道して探しても
置いておらず…。
「あいつらはこの本の価値も分からないようなクズだ。
奴らは見る目がなさすぎる。」な澄伽気分で憤慨(?)。
頼みの綱・ヴィレヴァン下北沢店にすら文庫版が
なかったのには、ホントにヤラレました。
(単行本はあったけど文庫版がほしかった)
結局2日掛け8軒目でようやく購入。
文庫本発売からまだ2ヵ月、しかも1ヶ月前からは
映画公開だと言うのに、この有り様じゃあ
「見る目がない」はあながち過言じゃないかも…?

さて感想を少し。
探し回った甲斐ありました!
「あたしは特別な人間なのだ」な澄伽の強烈なキャラ!
と思ったら、それ以上に実は強烈な妹・清深。
澄伽に翻弄される兄と兄に翻弄されているような兄嫁。
4人の作り出す張りつめた人間関係が、いつ決壊して
しまうのか、ビクビクしながらも怖いもの見たさの興奮が
読み進めるのを止まらせない感じ。
"現実"がそんなところから叩きつけられるとはね…。
澄伽のこれからの生き様を見てみたいです。

他の作品も早く文庫化しないかなあ。

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本屋さんでユカイな本を見つけました。

『ピクトさんの本』

日本ピクトさん学会会長殿による、
非常口とか標識で見掛けるあの可哀想な人の研究本。

その場で立ち読みして2回吹きました。
購入して自宅で思う様大笑いさせて頂きました。
標識好きにはたまらない…。
ちなみに「突き落とされ」と「手づかみ」がツボりました。

出版社さんの紹介ページで一部お楽しみ頂けますので
ゼヒ。

こんなところにピクトさん(目撃場所|マイ電卓)

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「沈黙の螺旋理論」とは。
結構「沈黙の螺旋-spiral of silence-」で検索して来られる方が多いので抜け道を。
今のトコロはてなのが一番わかりやすいかな…。↓
            はてなでの説明
一応ココにもあるけども参考には…。
ジャンプ感想過去ログ
2006年以前のジャンプ感想過去ログはコチラをどうぞ。
沈黙の螺旋ルール。
投稿時刻が23:59:59の記事は
その日じゃない日に書いたもの
です★(ほとんどそうじゃ…)
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