笹塚クンすっとばす!!

『ネウロ』小説版読みました。
が、何か物足りないってのが正直なトコロ。
ネウロ＆弥子が主人公じゃないからってワケでもなく、
やっぱりいつもの犯人のような豹変壊れキャラが
出て来ないからでしょうか。
"すけすけのネグリジェに思わずタバコを落としつつも
火傷しそうな程熱くなる笹塚さん"とか
"笛吹さん・恋のから騒ぎ"あたりは必読ですが。

物語途中での(しかもポイントに！)毎度おなじみな
タイトルのサブリミナルとか、後ろカバーの３Ｄとか、
ラストの対決シーンのイラストの配置の仕方とか、
デザイン(？)が凝ってて良いですね。

にしても、笹塚さんの強さの謎は南米産だった…。
だからって柔術じゃないし、ブラジルじゃないし、
ましてや『真島クンすっとばす!!』はブラジリアン柔術
じゃないよ…。

※思いっきりネタバレしてます。未読の方は注意です。

なんでエマとくっつくのがトガシなんだー!!
笹塚さんじゃないのはしょうがないかもしれないですが
(でも気持ちが通じ合ったのに離れ離れもアリだと思う)、
なんでトガシ？
だったらエンリケの方がまだイイ感じだったのに～。
エマとトガシがくっつくんだったら、
"エマもトガシ好きなのかも"な描写がほしかったです。
ラスト笹塚さんの気持ちが「俺じゃないのかよ！」
だったと思うと笑えますが。あの笹塚さんが…。

あと小説だからじゃなく、『ネウロ』のストーリー上
いただけないのが、放浪中の笹塚さんが笛吹さんに
連絡を取ってた事。
以前の筑紫さんの話し振りから、"行方不明"な感じ
なのかと思ってたのに…。
せめて最初の１回の電話だけにしてほしかったなあ。
"本気で心配してくれたのが笛吹さんだけ"ってのも、
筑紫さんがかわいそうだよ…。
どちらにしても、情報屋劉一さんの"思い出しカタカタ"
の謎は今後のマンガで明かされるんでしょうね。
楽しみです。